The Transformer

ー世界と自分の変容ー

伝わる言葉、伝わらない言葉

前回の記事では、どんな気持ちを乗せてお金を使うかについて書きました。

今回はその応用編として、「どんな気持ちで言葉を発すか」について触れたいと思います。

 

端的に述べます。想いを乗せて発した言葉は、届きます。なぜなら想いが言葉に乗っているから。お金が引き起こす原理と全く同じだと思います。断定した物言いですが、証明できるものは自分の実体験ぐらいです。しかし、私はそのように強く信じています。

 

実例の一つですが、先日友人と話していたときのことです。相手の私に対する発言に対してイライラしました。ムカつきました。しかし、いつもの私はこうした感情を捉えたあと頭で処理するクセがあるため、ムカつきを抑える方法を探っていました。「気にくわないけど、こういう考え方もあるよな。落ち着こう。」「ムカつくけど、自分の視点を変えて考えてみよう」など。

 

しかし、そこに感情があったことは確かです。思考で処理しようとしても、感情は確かに発生していたのです。こうした感情は、いくらその場で思考で抑えようとしても、必ず後で沸き上がったりと置きどころが無くなってしまいます。しかしこの時は、相手は本音を受け止めてくれるだろうという確信があったこともあり、「言いたいことを言おう」と括って思いを出しました。感じたことを伝えました。そしたら、意をつかれたかのように相手は微笑みで受け止めてくれたのです。微笑みというよりももっと大きな、包み込まれる優しさや愛のようなものを感じました。

 

これまでの自分は、悪いと言われる感情「ムカつくや嫌い」を人に伝えることを苦手としていました。そして、言う必要もないとも思っていました。しかし、良い感情だけを出して、悪い感情はいつも抑える必要はないのだと思うようになりました。悪い感情を出すことが、必ずしも悪い結果を引き起こしたり相手の気分を害するわけではないのだと知りました。ネガティブな感情でも、「本音を伝えたい」とか、「この人には感じていることを全て出したい」などという思いがあれば、根本にあるものは悪ではありません。素直な想いです。そして、感情を素直に出すということは、状況をさらに悪くするよりも相手が受け止めてくれることが多いのだと知りました。感情を発す時の「言葉に乗せる想い」が、そのまま相手に伝わるのです。

 

この私の件については、もはや発す前から私のムカつきは相手に伝わり読み取られていました(笑)それもあってか、相手は私が本音を出してくれたことに喜んでくれたのです。さらには優しい愛で包みこんでくれました。。♡

 

言葉やお金など何かを出す時に乗せた「想い」というのは、「エネルギー」として放出されているのだと思います。そしてこのエネルギーは循環していて、ポジティブなエネルギーは良い結果を、ネガティブなエネルギーは悪い結果をそのまま引き起こすのだと思います。誰にも見えないし捉えようのないものです。しかし確実に、結果として目に見える、認識できる現象として現れるようです。

 

ブログだって全く同じだと思います。PVやお金稼ぎのために書いているのか、ただの感情のはけ口として書いているのか。はたまた、誰かに届けたいと思いながら言葉を綴っているのか、誰かの役に立つことを願って想いを込めているのか。

自戒をこめて、この文章が誰かの助けや役に立つようにと願いながら、お届けします。